【米山舞】人気イラストレーターの米山舞さんの経歴や仕事道具について徹底解説！

こんにちはRyoです。

今回は人気イラストレーター兼アニメーターの「米山舞」の経歴やイラスト環境の道具などを紹介していきます。

僕自身も米山舞さんのイラストを初めて見た時に「なんて美しいんだ！」だと驚いた記憶があります。

そのイラストの描く過程なども深ぼっていきたいと思います。

米山舞について

出典：PR times

プロフィール

米山舞さんは長野県出身で、高校卒業したあと上京して東京デザイナー学院に入学しました。卒業後は、ガイナックス、フリーランスを経て、2019年よりSSS by applibotに所属しています。

ここまでプロフィールの概要について紹介してきました。次は米山舞さんの具体的な経歴についてお話ししていきます。

米山舞の経歴について

米山舞さんの経歴について「幼少期〜会社時代」と「フリーランス時代」の二部構成でお話ししていきます。

幼少期〜会社時代

米山舞さんは建築士の父親と台湾人の母親の下で生まれました。幼少期の頃は1年間、小学生の頃は2年間台湾に在住していたと話しています。

建築士である父親の影響を受けて、建築科の高校に入学します。理由としては、地元に芸術科の高校がなかったため。絵はあまり描かず、建設関連の計算ばかりする高校生生活を送りました。

「edge」というイラスト集を購入し、掲載されていた今石洋之、吉成曜、田中達之、すしおなどのアニメーターのイラストを見たことで衝撃を受け、アニメーター科への進学を決意します。

東京デザイナー学院の卒業2か月前まで就職活動をしておらず、当時通っていたクロッキー会で、松田大全と出会いました。

松田大全にポートフォリオを見せたところ、ガイナックスへ勧誘されたので、実務試験を受けて2009年に入社を果たすことが出来ました。

動画マンとして「まほろまてぃっく」に携わっていましたが、初任給は1万円ほどで、ゲームをブックオフに売りに出したり、具なし素麺を食べるなどして生計を立てていたと話しています。仕事では寝ないでやる状況も多かったそうです。

約1年間、動画マンとしてキャリアを積んだあと「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」という作品で原画マンに昇格しました。ガイナックスでは5年間所属したのち、退社してフリーランスになりました。

フリーランス時代

ガイナックスを退社した後は、「トリガー」というアニメ制作会社でフリーランスとして所属しています。

主な活躍としては『ブラック★ロックシューター』(2012)で作画監督、『HILL CLIMB GIRL』(2014)及び『キズナイーバー』(2016)ではキャラクターデザイン、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(2018)ではエンディング演出など幅広い活躍をしています。

『キズナイーバー』(2016)の仕事が終わってから、少しずつイラストの仕事を増やし始めました。2016年に、コヤマシゲトの紹介で初音ミクGTプロジェクト『レーシングミク 2016ver.』のデザインを担当したとインタビューで話しています。

そして、2019年よりSSS by applibotに所属し、同年には初個展『SHE』を開催しました。次に影響を受けた作品と人物について紹介します。

影響を受けた作品・人物とは

影響を受けた作品は、AKIRA」（1988）、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」（1995）、「フリクリ」（2000～01）、「マインド・ゲーム」（2004）などの作品を意識的に観ていたと話しています。

また、技術とか無しなら「美少女戦士セーラームーン」（1992～97）や「聖闘士星矢」（1986～89）の作品をよく観ていました。

影響を受けた人物は、今石洋之さん、すしおさん、吉成曜さん、錦織敦史さんなどの方々から影響を受けています。

今石さん、すしおさんの言葉で「自分の好きなことを、最後まで誰にもそぎ落とされずに貫く」という姿勢を尊敬しているとインタビューでおっしゃっていました。

それ以外にも、光の情緒的な画面効果をつけたりするのは新海誠監督のアニメーションの影響を受けています。

米山舞のイラストの特徴

イラストの特徴としては、アニメ調のタッチに加えて、反射光や色収差をうまく組み合わせたデザイン的表現が特徴です。

アニメーターとしてキャリアを積んでいた時に、設定やデザイン的な方向にシフトしていったと語っており、その気持ちの影響が今の作品に繋がったのではないかと考えられます。

また、顔の絵を描くこととお化粧が好きで、作品の中でもお化粧した顔のイラストが多いのも特徴的です。

次にイラストを描くときのワークフローについて深堀りしていきます。

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イラストを描くときのフロー

イラストを描くときは、描きたいテーマに合わせて構図を考えながら10種類ぐらいのラフを描いていきます。

その中から消去法で一番伝わる構図を選んで、下描きで要素を削ぎ落してからペン入れして線をクリンナップしていきます。

そこから塗り分け、影つけ、エアブラシなどの特効（特殊効果）を乗せてから、カメラレンズを通した様なぼかしや光の演出を加えていきます。

時間がある時はアニメのTP修正（トレスペイント修正）のような感じで絵の上からタッチをつけたり、線を変形ツールで修正したり、手前に物を置いてみたりすることもあります。

米山舞の作品について

米山舞さんが関わっている作品や画集・その他グッズ類について下記にまとめました。

米山舞のイラスト環境や道具について

最後に米山舞さんのイラスト環境や道具についてお伝えしていきます。

(出典：Drawing with Wacom)

現在は、自宅ではiMacにWacom Cintiq Pro 24を繋いで、スタジオではCintiq 27QHDを支給されて使っています。

使用しているソフトはCLIP STUDIO PAINT EXとAdobe Photoshop CCで、アニメ作業時は、CLIP STUDIO PAINTを使っています。

Photoshopは光の演出やぼかし、色彩調整などで使用しています。

ペンはデフォルトのWacom Pro Pen 2とクラシックペンの2本を使っています。

アニメーターの時はアナログで描いていたので、鉛筆で描いているようなペンが使いやすいと言及しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は米山舞さんの経歴やイラスト道具などについて紹介してきました。

これからも活躍の幅を広げて行くと思うので今後の活躍も探っていきます。