こんにちは、Ryoです。
今回は、人気イラストレーターのしらびさんの経歴やイラストの特徴などについて紹介していきます。
しらびさんは『りゅうおうのおしごと!』や『無彩限のファントム・ワールド』等のイラストを担当していることで知られている方です。
また、「このライトノベルがすごい!」のランキングでは2019年、2020年でイラストレーター部門1位に選出されているという実績があります。
しらびさんはどのような経歴を辿ってきたのでしょうか。その人物像を深掘りしていきます。
しらびのプロフィール・経歴
プロフィール
生年月日 | 1986年2月13日 |
出身地 | 不明(埼玉県川口在住) |
性別 | 男性 |
出身校 | 東京造形大学(家庭の事情で中退) |
職業 | イラストレーター |
しらびさんは1986年2月13日生まれで、現在は埼玉県川口市に在住(2023年5月時点)です。
幼少期からイラストを描いていたという訳ではなく、実際に本格的にイラストを描き始めたのは高校からだと話しています。
中学生の頃から剣道部に入っていて、高校生でも初めは剣道部に入部することになりました。
人数が多い部活ではなく、練習も多くなかったのでしばらくして退部し、アルバイトをする日々が続いていました。
高校2年生の頃に、夏休みの課題で美術館に行くことがあり、絵画を眺めている中で「自分の絵を描きたい」という思いが大きくなったと話しています。
また、その時に偶然美術の担当の先生と遭遇し、2学期から美術部に入部すると宣言しました。
美術部に入り、本格的に絵を描いていく中で、高校3年生から美術予備校に通い初めて勉強していましたが、他の生徒よりもスタートが遅かったため絵の評価はあまり良くありませんでした。
高校卒業後、一浪して東京造形大学に入ることができましたが大学3年生の頃に家庭の事情で中退することになり、知人の小説に絵を加えて欲しいと依頼されたのを期にイラストを描き始めましたと語っています。
元々、「黒星紅白」さんや「pako」さんなどのライトノベルのイラストレーターが好きだったので、やるからにはライトノベルの絵が描けるようにと努力しました。
イラストを描き始めた頃は、オリジナルイラストを描いて「TINAMI」や「pixiv」で公開していましたがあまり良い反応は少なかったです。
しかし、自分の好きなキャラを描き始めてから少しずつ観てもらえるようになり、KADOKAWAの「ザ・スニーカー」という雑誌で小説の挿絵を描かせてもらえるほど成長しました。
その後、2010年に『彼女を言い負かすのはたぶん無理』という作品の表紙を描かせてもらい、『Fate/Grand Order』でキャラクターを描かせてもらってから名前を認知してもらう機会が増えました。
2017年、2018年では『このライトノベルがすごい!』イラストレーター部門で8位にランクインし、2019年、2020年では1位に輝いています。
ここまでしらびさんのプロフィールや経歴について紹介してきました。次にしらびさんのイラストの特徴について紹介していきます。
しらびのイラストの特徴について
しらびさんのイラストの特徴は、柔らかいタッチの線画と質感を感じられる鮮やかな色彩が特徴的です。
線画の方は柔らかく細い印象が強いですが、手のシワや線が重なる部分は濃く描かれており、キャラクター自体に立体感を出しています。
色彩は、リアルに近い色で塗られていて、光源の描き方もとてもリアルです。
ですが、その中でもハイライト(主に髪の毛)の部分で色を強調したりすることで、イラストレーターとしての個性を出していると感じます。
また、画風はクセが強いという訳ではなく、大衆向けに描かれており、どの作品にも馴染むような強みを持っています。
ここまでしらびさんのイラストの特徴について紹介してきました。次にイラストの描き方について紹介していきます。
しらびのイラストの描き方について
しらびさんのイラストの描き方については、初めにラフを描きます。
ラフを描くときは色をつけないで描くことが多く、ラフの時点で色を決めると作業感があるため完成図を作り込まないように意識しているそうです。
線画は制作する手順だけでも3段階あり、「大ラフ」→「線を詰めたラフ」→「線画」という流れで作成します。
色を塗る時はレイヤーをかなり細かく分ける傾向にあり、レイヤーの合成モードは仕上げ段階前までは大体「通常」モードになっています。
下記にしらびさんのYouTubeリンクを貼っておきますので、詳しく見たい方は視聴してみてください!
次にしらびさんのイラスト道具について解説していきます。
しらびのイラスト道具について
しらびさんの仕事環境は、自作のPCに「EIZO」の24インチディスプレイ(Color Edge CS2420)と27インチディスプレイ(Color Edge CS2731)を繋いでデュアルモニターで作業しています。
タブレットは、Intuos4 Small(PTK-440)を愛用しており、線画ツールはSAIを使用しているそうです。
SAIを使用していることには理由があって、線の合成モードに「明暗」というものがあります。
これを使用すると線が発光して見えるらしく、これはSAIでしか鮮やかな色を線に乗せられないということで現在もSAIを愛用しています。
ここまでイラスト道具について解説してきました。次にしらびさんの作品について紹介していきます。
しらびの作品について
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、人気イラストレーターしらびさんの経歴やイラストの特徴などについて紹介してきました。
ライトノベルの挿絵からキャラクターデザインなど幅広く活躍をしていますので、今後の活躍も目が離せません!