【PALOW】人気イラストレーターPALOWの経歴やイラスト環境について解説していきます!

【PALOW】人気イラストレーターPALOWの経歴やイラスト環境について解説!

こんにちはRyoです。

今回は、人気イラストレーターのPALOWさんのこれまでの経歴やイラストを描くときの環境について紹介していきます。

PALOWさんと言えば、次世代のバーチャルシンガーの「花譜」と「理芽」のキャラクターデザインやCeVIOプロジェクトが手掛ける音声創作ソフトウェア「不可」のデザインも担当した方です。

また、専門学校HALのTVCMのキャラクターデザイン「虫メカ少女」を制作し、話題になりました。活躍の幅が広いPALOWさんですが、どのような経歴を歩んできたのでしょうか。

初めにPALOWさんのプロフィールについて簡単に見ていきましょう。

PALOWのプロフィール

生年月日1987年1月1日
出身地福岡県
性別男性
出身校不明
職業イラストレーター/キャラクターデザイナー

生年月日は1987年1月1日で福岡県出身です。アニメ・ゲーム・出版・音楽・広告など、幅広い業界の中でアートワークを手掛けており、個人ではSF系のモチーフと幾何学模様の組み合わせの作風をしています。

「Throne 虫メカ少女」シリーズや「All equal」シリーズを出しており、虫メカ少女では2016年に虫をモチーフにしたメカニカル要素とファッション要素を合わせたキャラクターを制作し、PALOWさんの代表作として知られるようになりました。

また、PALOWさんは、SSS by applibot(トリプルエスバイアプリボット)KAMITSUBAKI_STUDIOというクリエイティブ集団に所属しています。

SSS by applibotだと「米山舞」さんや「BUNBUN」さんが所属しており、KAMITSUBAKI_STUDIOでは「カンザキイオリ」さんや「DUSTCELL」さんが所属しています。

米山舞さんに関する記事はこちら

次にPALOWの経歴について見ていきましょう。

PALOWの経歴

PALOWさんの父親は画家で、自宅にアトリエを持っていたこともあり、漫画やアート作品が多い環境で育ちました

家が貧乏だったのでゲームなどのお金がかかる遊びができず、自然と絵を描くようになっていたと話しています。

中学3年生の頃に、学校のPCにCorel Painterが入っていたのがきっかけでデジタルで描くことが増えました。

中学生の時に使用していたのはFAVO(F-430)とCorel Painterを購入して使用しており、お絵描き掲示板で自分の絵を発表していました。

高校2年生の時、引越しの最中の大雨の影響で使っていたFAVOが水没してしまったため、Intuos2(i-420)に移行しています。

高校卒業までIntuos2を使用して、卒業してからすぐくらいにIntuos2の大きいモデルに替えました。

19歳の時に、大御所イラストレーターに弟子入りしたことがありましたが、かなり厳しくついていくのが難しくなったため1年で挫折した経験があると話しています。

そこからイラストに対して疎遠になっていました。しかし、色々と経験した中でイラストを描いた時より成果があまり出なかったため、再びイラストの道に戻ることを決めて、24歳の時にフリーランスとして活動を始めます。

初めは「評価されない」という挫折から、自分の独自性を捨てて仕事をしていました。

しかし、知り合いのイラストレーターから「具体的に何を表現したいのか」と指摘されて、表現の中にこれまでの鬱憤(うっぷん)も含めて表現をしたら評価されるようになったと話しています。

人々に受け入れられるように表現できるようになった理由には、社会とぶつかった経験があるのかもしれません。

ここまでPALOWさんの経歴について紹介してきました。次にPALOWさんのイラストの特徴についてお話ししていきます。

PALOWのイラストの特徴

PALOWさんのイラストの特徴は、SF系のモチーフと幾何学模様の組み合わせの作風が特徴的です。デザイン性が非常に高く、イラストよりアート作品に近い印象があります。

「虫メカ少女」という作品では昆虫と人物を組み合わせたキャラクターデザインをしており、全体像を描くことでキャラクターとしての存在感を強調しています。

LAPOWさんが感じる昆虫や草花の美しさがこの作品では表現されているのだと感じます。

下記はPALOWさんが描くイラストのメイキング動画です。

イラストを描くときに意識している点

LAPOWさんがイラストを描く時に意識しているところは、的確にデザインが伝わるように落とし込むことを意識しています

一枚の絵でできるだけたくさんのネタを見る人に伝えたいという思いがあり、その思いが伝わるようにデザインを固めています。

また、最初に印象として受け取る「」と「」を強くするように心掛けており、的確に思いが伝わるデザインを描いても、印象が良くなかったらあまり良い表現にはならないと話しています。

最後にイラストを描くときの環境について紹介します。

イラストを描くときの環境について

現在は、Windows10搭載のデスクトップPCに「Wacom Cintiq pro 16」と「Wacom Intuos Pro large」を接続して使用しています。

ディスプレイはEIZO FlexScan HD2441WとEIZO FlexScan EV2456の二つを使用していて、片方はメール確認やチャット、もう片方は作画用として使っています。

作画ソフトはAdobe Photoshop CCがメインですが、最近ではCLIP STUDIO PAINT PROも使っているとインタビューで話していました。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はPALOWさんのこれまでの経歴やイラストを描くときの環境まわりについて解説してきました。

デザイン性が高く、独創的な世界観を持つPALOWさんのイラストに今後も目が離せません。