こんにちは、Ryoです。
今回は人気イラストレーターの寺田てらさんの経歴やイラストで使用している道具などについて解説していきます。
ポップなタッチのイラストで10〜20代女子から多くの支持を集めている寺田てらさんですが、実は自分の絵柄は思い描く理想の形ではないと分かっています。
具体的にどのような経緯で今の画風になっていったのでしょうか。その辺りも交えて紹介していきたいと思います。
寺田てらのプロフィール
まず、プロフィールについて簡単に見ていきましょう。
生年月日 | 1993年1月6日 |
出身地 | ドイツ |
性別 | 女性 |
出身校 | 東京造形大学 |
職業 | イラストレーター |
寺田てらさんは1993年1月6日生まれで、出身はなんとドイツ出身です。
10年間はドイツで育ち、その後日本に移住しています。
ドイツに10年間いたのだからドイツ語が話せるのかと言うと、寺田てらさん曰く「ドイツ語は忘れてしまった」と話していました。
また、意外なことにTwitter(X)が苦手ということが判明しています。
「インターネット発の新時代クリエイター」というイメージがあるだけに、この事実には驚きました。
好きなものは下記のものらしいですね。(イラストを描く上で)
・タコ
・幾何学
・ギザ歯
・女の子
・つり目
・垂れ目
・三白眼
ここまで寺田てらさんのプロフィールについて簡単に説明してきました。次に寺田てらさんの経歴について解説していきます。
寺田てらの経歴
ドイツにいる幼少期の頃からイラストを描いており、当時は「風船」や「簡易的なモチーフ」をクレヨンを使って描いていました。
ドイツにいましたが日本のアニメが好きで、日本にいる祖母に「おジャ魔女どれみ」や「セーラームーン」のDVDを送ってもらって描いていました。
日本に移住したあと中学、高校と通い、大学は「東京造形大学」に進んでいます。
大学時代の頃に初めてイラストの仕事をもらい、集英社から出ていた「アオハル」という雑誌の挿絵を担当しました。
元々、漫画を描いておりコミティアに応募したりしていて、大学中に連載する話もありました。
しかし、実際に漫画を真面目に描いてみると苦手だと分かり、大学の卒業制作とも重なって漫画家としての道は閉じてしまったと話しています。
ですが、そこから学んだことを活かしたいと思い、デザイナー職の就職試験を受けて就職することができました。
その後、内定を貰った会社を経由してフリーランスとして独立。
2016年に別冊少年マガジンにて「恋するメダ子さんの侵略計画」をボカロPの「ナユタン星人」さんと共に制作しています。
同年の8月には、ナナヲアカリさんの「ビビっちゃいない」のMVイラストを手がけるなど幅広い活躍をするようになっていきます。
寺田てらのイラストの特徴
寺田てらさんのイラストの特徴は、独自の色彩感覚と独特なポップの世界観が特徴的です。
幼少期の時からカートゥーンネットワークが好きと話しており、その影響が今の画風にも繋がっていると感じます。
明るくてポップな世界観の中にも、口から血が出ていたり、心臓を描いたりと少しダウナーっぽい部分があって寺田てらさんのこだわりが見えます。
下記の動画は寺田てらさんが描いたイラストのメイキング動画です。
今の絵柄は理想ではない?
次に、寺田てらさんが自分の絵柄は理想的な形ではないと話していた内容について紹介していきます。
現在は、フラットで可愛らしい絵柄が特徴的ですが、大学時代は厚塗りのサブカルテイストの絵柄が得意で好きでした。
しかし、当時のテイストの絵柄はあまり評価されておらず、商業では通じないことも言われており悩んでいました。
そんな時に、個人で制作した「てきとう女子。」という簡易的なイラストのLINEスタンプが評価されて「この絵柄なら評価されるのか」と思ったそうです。
そこからイラストの軸をフラットなポップ調にシフトしていき、少しずつ仕事をもらえるようになっていきました。
ですが本来は、サブカル系やアングラ系などのジャンルが好きということもあり、自身の今のイラストの画風とは別物で、そこに乖離(かいり)が出来てしまったという経緯です。
以前は辛い気持ちもありましたが、フラットでポップな絵柄を求める人もいることで今は割り切ることが出来ているそうです。
次にイラストを描くときの道具について解説していきます。
イラストを描くときの道具について
イラストを描くときに使用しているソフトは「Photoshop」を使用しています。
作業環境はMacを使用して、タブレットはWacom Cintiq 27を愛用しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、寺田てらさんの経歴やイラストで使用している道具などについて解説してきました。
ボカロ界隈でも人気のイラストレーターなので今後もMVのイラストを担当される可能性は高いと思います。
今後も注目が離せないクリエイターとしてチェックを忘れずにしていきましょう。