こんにちは、Ryoです。
今回は、同人誌や漫画で使えるフリーフォントを20選紹介していきます。
同人誌や漫画はフォントを使い分けることで、漫画の状況の説明や、読み手の感情表現をコントロールすることができます。
ただ、種類が豊富でどれを使用すればいいのか困ってしまう方は、今回紹介するフォントをぜひ参考にして使用してみてください。
※商用利用可能なフォントを元に集めましたが、使用する際は必ず「利用規約」をご覧になってから使用のほどよろしくお願いします。
フリーフォント一覧
やさしさアンチック
「やさしさアンチック」は、普通のアンチック体よりも太さの差が少なく、漢字との統一感が高いデザインの漫画用フォントとして設計されています。
アンチック体とは、ゴシック体の漢字にあわせた太い明朝体の「かな」が組み合わされたフォントで、通称「アンチゴチ」として知られています。この書体は、マンガの吹き出し、辞書の見出し、絵本などに多く用いられています。
新コミック体
「新コミック体」は、軟やかな仮名文字の特徴を残しつつ、ゴシック体の漢字との親和性を高めたアンチック書体です。このフォントは、滑らかで上品な曲線を持つオリジナルの仮名文字を使用しています。
全体のバランスが美しく整っており、通常の横書きテキストとしても利用できます。また、縦書きにも対応しており、漫画(コミックや同人誌)の標準的なセリフにも使用できます。
しっぽりアンチック
「しっぽりアンチック」は、一般的な漫画のセリフで使われているデザインのフォントです。
このフォントは、「しっぽり明朝」をベースに、かな文字と源石ゴシックの漢字を組み合わせたもので、コミック・漫画のセリフや吹き出しに向いています。
源暎アンチック
「源暎アンチック」は、漫画のセリフなどで使われるアンチック体とゴシック体を組み合わせたアンチゴチフォントです。
このフォントは、全てのひらがな・カタカナに濁点付きグリフを用意しているので、「あ゛」「い゛」「う゛」などの文字を使用することが可能です。
源暎エムゴ
「源暎エムゴ」は、動画のテロップやプレゼンテーション資料などに使いやすいモダンゴシック体フォントです。
フラットなデザインの仮名と、視認性のよいヒューマニスト系の英数字、そしてモダンな M+ Fonts の漢字等を合わせたフラットスタイルのゴシック体ファミリーで構成されています。
また、「創作活動にフォント選択の楽しみを」をコンセプトに作られているフォントでもあります。
びぜんアンチック
「びぜんアンチック」は、オープンソースフォントである「BIZ UDゴシック」と「ZENアンチック」を合成して作ったフォントです。
びぜんアンチックは、2000年代の漫画制作ソフト「コミスタ」に付属していたコミックフォントを再現したもので、やや太く力強いカタカナの文字も特徴です。
漫画やエンターテインメントなどのコンテンツにもピッタリなフォントになっています。
零ゴシック
「零ゴシック」は、文字がガラスのように割れているインパクトのある特徴的なフォントです。
零ゴシックは、「源ノ角ゴシック」のフォントを改変して制作した派生フォントで、文字が割れているインパクトのあるデザインで、漫画の見出しやロゴにピッタリです。
さわらびゴシック
「さわらびゴシック」は、スタンダードでクラシカルなゴシック体の日本語フリーフォントです。
さわらびゴシックは、可読性に優れており、サイズが小さくても文字がはっきりして見えるため、さまざまなデザイン制作や創作活動で重宝するフォントの一つです。
うたミン
「うたミンフォント」は、歌う文字というコンセプトで作られたフォントです。
うたミンフォントは、音符のようなエレメントが文字の先端に装飾されているのが特徴で、ポップにも感じます。しかし、明朝体がベースで作られており、少しエレガントな雰囲気も持ち合わせています。
源暎ぽっぷる
源暎ぽっぷる(GenEi POPle)は、手書き風の曲線を取り入れたPOP体風のゴシック体フォントです。
源暎エムゴをベースにしており、漢字はモダン角ゴシック体で読みやすく、仮名や英数字はフリーハンド風にデザインされています。この組み合わせにより、ゴシック体の力強さと可読性を保ちつつ、堅苦しさを感じさせないポップな印象を与えることができます。
ポプらむ☆キュート
ポプらむ☆キュートは、1970年代から90年代にかけて若い女性の間で流行した「丸文字」をベースにした日本語フリーフォントです。
このフォントは、コミカルで可愛らしいデザインが特徴で、明るくポップな印象を文章に与えることができます。
ポプらむ☆キュートは、特に少女漫画やキュートなデザインが求められる場面での使用に適しており、商用利用も可能です。
フォントの太さは1ウエイトで提供され、WindowsやMac OSに対応しています。
はちまるポップ
はちまるポップは、1980年代に流行した丸文字を現代風にアレンジした手書き風の日本語フリーフォントです。
このフォントは、ひらがな、カタカナ、漢字、英数、記号を含む豊富な文字セットを持ち、JIS第2水準漢字までの全てが収録されています。
はちまるポップは、その丸みを帯びたポップなデザインから、子供向け漫画や女性向けのデザイン、またはレトロやニューレトロ、K-POPデザインなどにも適しています。
フォントの形式はOpenTypeで、WindowsやMac OSに対応しており、Google Fontsからもダウンロードできます。
りいポップ角
りいポップ角は、女性らしいポップ体をコンセプトにした手書き調の角ゴシックフォントです。
このフォントは、ひらがな、カタカナ、漢字(JIS第一水準およびJIS第二水準)、半角英数、全角英数、半角記号、全角記号、ギリシャ文字、ロシア文字、絵文字など、豊富な文字セットを含んでいます。特に、漢字は手書きの字体で作られており、親しみやすく楽しい雰囲気を持っています。
りいポップ角は、縦書きにも対応しており、半角英数・半角記号はプロポーショナルで、読みやすさとデザイン性を兼ね備えています。また、商用利用も可能で、最新バージョンでは誤字の修正が行われています。
源界明朝
源界明朝フォントは、Adobeの「源ノ明朝 (Source Han Serif)」をベースに作成されたユニークなデザインのフォントです。
このフォントは、破壊された世界がモチーフとなっており、文字の一部が破壊されたようなデザインが特徴です。
しかし、そのデザインにもかかわらず、可読性は高く保たれています。ペンキが飛び散ったような見た目もあり、デザイン作品に使いやすいと評価されています。
廃墟や絶望感を表現するデザインや漫画タイトルに適しており、そのユニークな雰囲気は多くのクリエイティブなプロジェクトに活用できます。
白舟篆古印
白舟篆古印フォントは、白舟書体が提供するユニークなフォントです。
このフォントは、古印体をベースにしており、篆書体の特徴を取り入れたデザインが特徴です。
途切れ途切れの画線は、判子や印鑑の文字をイメージさせるスタイルで、恐怖感や厳粛なイメージを表現する際にマンガなどでよく使用されます。
例えば、人気マンガ「呪術廻戦」でタイトルロゴや技名などに取り入れられていることで知られています。
白舟篆古印フォントは、その独特なデザインで、伝統的な要素と現代的な感覚を融合させた作品に適しており、特にアート作品やデザインに深みを与えるのに役立ちます。
また、多様な文字セットを持っているため、幅広い用途で使用することができます。
暗黒ゾン字
暗黒ゾン字フォントは、暗黒工房によって提供されている日本語のフリーホラーフォントです。
このフォントは、太くておどろおどろしいデザインが特徴で、昔の怪奇映画のタイトルやお化け屋敷の看板を思わせるようなイメージで作られています。
文字の揺れや血が垂れているようなデザインが含まれており、ホラーデザインに非常に適しています。
怨霊
怨霊フォントは、暗黒工房が提供する日本語のフリーホラーフォントです。
このフォントは、ホラー映画やアニメなどで見られるような、おどろおどろしい雰囲気を持つデザインが特徴で、特にJIS第一水準漢字とJIS第二水準漢字をカバーしている点が珍しいです。
また、旧漢字もほとんど表示できるため、幅広い用途に使用することが可能です。
その独特なデザインで、ホラーやサスペンスの雰囲気を演出する作品に最適で、フリーであるため、多くのクリエイティブなプロジェクトで自由に使用することができます。
けいふぉんと
「けいふぉんと!」は、人気アニメ『けいおん!』のロゴをヒントに制作されたフォントです。
このフォントは、トレースではなく、オリジナリティを持たせたデザインで、特に「け」「い」「お」「ん」の4文字は『けいおん!』のロゴを参考にしていますが、実物とは異なります。
軽快でリズミカルな形のひらがな・カタカナが特徴で、ポップ体とも言えるデザインです。プロポーショナルフォントであり、漫画見出しやタイトルに適しています。
このフォントは、明るくて軽快な雰囲気を演出しつつ、読みやすさを損なわないため、動画制作や同人誌、アニメサムネイル、アイキャッチなど多岐にわたる用途で活躍するフォントと言えるでしょう。
ラノベポップ
ラノベPOPフォントは、軽やかで弾むような楽しい雰囲気のキュートなPOP体フォントです。
商用・非商用問わず無料でダウンロードでき、漫画ロゴやタイトルロゴ、見出しに適した日本語フリーフォントになっています。
マジックペンで勢いよく書いたような要素を加えたデザインが特徴で、同人誌やアニメ、スーパーのチラシなど幅広い用途に使えます。
べストテンFONT
ベストテンFONTは、10×10のドットフォントで、レトロなゲームやコンピューターの雰囲気を出すのに適しています。
このフォントには、視覚調整と加工が施されたベストテンCRTと、シンプルなドットデザインのベストテンDOTの2種類が含まれています。
ひらがな、カタカナ、欧文をオリジナルで制作し、残りの部分はM+ BITMAP FONTSの派生フォントPixelMplus10で補っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、同人誌や漫画で使えるフリーフォントを20選紹介してきました。
紹介したフォント以外にも同人誌や漫画活動に使用できるフォントがありますので、気になった方はぜひ詳しく調べてみてください!