こんにちはRyoです。
今回はアニメーションを制作するときに使えるおすすめのソフトについて12選紹介していきます。
アニメーションの中にも、モーショングラフィックスや3Dアニメーション、タイポグラフィアニメーションなど多くの種類が存在します。
現代だと無料で使えるツールも増えてきて便利な時代になってきました。しかし、無料のツールは便利ですが一部の機能が使用できなかったりすることも多いです。
なので、どのツールがどのような動画を作りたい人に向いているかなどを交えて紹介していきたいと思います。
【無料ツール】
まずは、無料ツールから見ていきましょう。
AviUtl
(出典:Wikipedia)
[su_table]OS | Windows |
向いている動画 | モーショングラフィックス・タイポグラフィアニメーション |
公式サイト | AviUtlのお部屋 |
AviUtlとは、開発者「KENくん」によって作られた無料の動画編集ソフトです。osはWindowsのみに対応しており、MacやLinuxには現在は対応しておりません。
特徴としては、基本的な動作が軽く、拡張性が高いことが挙げられます。Windows95時代から開発されてきたため、スペックの低いパソコンでもサクサク動作することができます。
また、拡張性が高く多様なファイル形式を読み込み、出力することが可能です。(プラグインを入れる必要がある)
そのほかにも、「ゆっくりMovieMaker」「MikuMikuDance」などのソフトとも連携を取れるメリットがあります。
DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)
(出典:Wikipedia)
[su_table]OS | Windows/Mac/Linux |
向いている動画 | モーショングラフィックス・タイポグラフィアニメーション |
公式サイト | DaVinci Resolve 18 | Blackmagic Design |
DaVinci Resolveとは、オーストラリアの Blackmagic Design 社が開発した動画編集ソフトです。「無料版」と「有料版」があり、一部のハイエンド向け機能を除けば無料で無期限で使用することができます。
無料版と有料版との違いは「解像度」「マルチGPUの対応」「高性能のノイズ除去」の3点が挙げられます。しかし、無料版であって動画編集をする上で必要な機能は揃っているのでアニメ制作に問題はありません。
無料版でアニメ制作をして、クオリティーを上げたいときに有料版に切り替える方法もありだと思います。ちなみに有料版の価格は46,980円税込(2022年10月時点)となっています。
Blender(ブレンダー)
(出典:Wikipedia)
[su_table]OS | Windows/Mac/Linux |
向いている動画 | 3Dアニメーション・キャラクターアニメーション |
公式サイト | Blender |
Blenderとは、開発者トン・ローセンダールによって開発されたソフトウェアです。
用途の幅が広く、3DCG制作やキャラクターアニメーション制作、VFX向けデジタル合成、動画編集など用途が広いのが特徴的です。
商用利用することも可能で公式サイトに明記されており、Blenderは日本語版に対応していることがメリットです。
しかし、Blenderはパソコンのスペックに左右されやすい傾向があり、公式が出している推奨スペックが下記になります。
OS:64bit
CPU:4コア以上
メモリ:16GB RAM
ディスプレイ:1920×1080(フルHD)
デバイス:3ボタンマウスまたはペンタブ
グラフィックカード:4GBのRAMを搭載したグラフィックカード
Filmora(フィモーラ)
(出典:Developers)
[su_table]OS | Windows/Mac |
向いている動画 | モーショングラフィックス・タイポグラフィアニメーション |
公式サイト | [公式]Wondershare Filmora-簡単にプロ並みの動画編集・動画 |
Fimoraとは、Wondershare社が提供する動画編集ソフトです。
「無料版」と「有料版」の2種類あり、ほとんど機能的な違いはありません。しかし、1つだけ違いがあり、ウォーターマークイズ(透かし)があります。
これは、動画をエンコードした後に動画を見るとわかりやすいです。これは動画に終始入り続けていて、有料版8,980円(2022年10月時点)を購入しない限り消すことは出来ません。また、動画の最後にFimoraの宣伝動画が入ります。
このようなデメリットもありますが、有料版は永続ライセンスもありますので一度買ってしまえば長く使用することができます。
また、FimoraはUIがスッキリしていて初心者にとって使いやすい印象があるので一度使用してみて良いと思ったら有料版を買ってみるのも良いと思います。
関連する記事について
【有料ツール】
ここまで無料で使えるツールについて紹介してきました。ここからは、有料のツールについて紹介していきます。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)
(出典:CLIP STUDIO PAINT)
[su_table]OS | Windows/Mac/iPadOS/iOS |
向いている動画 | 2Dアニメーション |
公式サイト | CLIP STUDIO PAINT PRO |
CLIP STUDIO PAINTは、株式会社セルシスが開発したペイントソフトです。
略称は「クリスタ」と呼ばれており、イラスト制作ソフトでは販売台数一位を記録するほどアマチュアからプロまで人気の高いソフトです。
価格帯は下記の金額になります。
CLIP STUDIO PRO
[su_table]月額 | 480円 |
年額 | 2,800円 |
一括 | 5,000円 |
CLIP STUDIO EX
[su_table]月額 | 980 |
年額 | 7,800円 |
一括 | 23,000円 |
PROとEXの違いは簡単に言ってしまうと、PROがイラスト向け、EXがアニメ・漫画向けです。
EXでは、PROが使用することの出来ない2DのLT変換や光沢レイヤーなどが使用することが可能です。
Vyond(ビヨンド)
(出典:AnimeDEMO)
[su_table]OS | Windows/Mac |
向いている動画 | キャラクターアニメーション・ホワイトボードアニメーション |
公式サイト | ビジネスアニメ制作ツール VYOND – VYOND 日本公式 |
Vyondとは、株式会社ウェブデモが提供しているアニメーション動画制作ソフトです。
自分で絵が描けなくても漫画アニメーションやPR動画を作成することが可能です。テンプレートパターンが多くあり、Mayaなどの複雑な作業をする必要がない特徴を持っています。
人物はシンプルなイラストアニメーションを使っていて、背景や小物素材を追加することによって短時間でクオリティーの高いアニメーションを作成することが出来ます。
しかし、キャラクターなどはVyond内にあるキャラクターしか使用できないので一からキャラクターを作成して動かしたい方にはあまり向いていません。
また、Vyondはオンラインで動作するソフトのためWifi環境が必要になってきます。
価格帯については下記の金額です。
[su_table]アカウント数 | 価格(1年目) |
1 | 170,000円(税込187,000円) |
2 | 290,000円(税込319,000円) |
3 | 420,000円(税込462,000円) |
4 | 555,000円(税込610,500円) |
5 | 690,000円(税込759,000円) |
6 | 825,000円(税込907,500円) |
7 | 960,000円(税込1,056,000円) |
8 | 1,095,000円(税込1,204,000円) |
9 | 1,230,000円(税込1,353,000円) |
10 | 1,365,000円(税込1,501,000円) |
Moho Pro(モーホープロ)
(出典:MOHO PRO)
[su_table]OS | Windows/Mac |
向いている動画 | キャラクターアニメーション・2Dアニメーション・3Dアニメーション |
公式サイト | アニメーションソフト「Moho Pro 13」 |
Moho Proとは、SmithMicro社が開発したプロフェッショナルアニメーション制作ソフトです。
この製品の特徴は、アニメ制作で必要な作画、着色、設定、出力の全ての工程を完結させることができます。
静止画を「ボーン」と呼ばれる人物の骨のような役割のものを動かして動きをつけていきます。Moho ProはPhotoshopのファイル形式を読み込むことができるのでPhotoshopで加工してMoho Proで動きをつけることもできます。
また、ゲーム開発エンジンで有名な「Unity」のFBX形式にも対応しているので拡張性がとても高い特徴があります。
価格帯はダウンロード版で10,978円(2022年10月時点)になっています。
Character Animator(キャラクターアニメーター)
(出典:321WEB)
[su_table]OS | Windows/Mac |
向いている動画 | キャラクターアニメーション |
公式サイト | Adobe: アドビ【公式】 |
Character Animatorとは、Adobe社が提供しているキャラクターアニメーション制作ソフトです。
Character Animatorの特徴は「人物の動きに合わせてキャラクターを動かすカメラトラッキング」や「音声で表情が変わる機能」を持っています。
アニメーションだけで無く、VTuberとして使用することも可能です。
入手方法はAdobeの「Adobe CCコンプリートプラン」のみで単体で契約することはできません。月額プランで10,280円で、年間プランだと月々6,480円になります。
Photoshop(フォトショップ)
(出典:賢者の販促)
[su_table]OS | Windows/Mac |
向いている動画 | 2Dアニメーション |
公式サイト | Adobe: アドビ【公式】 |
Photoshopは、Adobe社が提供している画像編集ソフトです。
Photoshopと聞くと画像加工のイメージがありますが、タイムライン機能がついているため静止画を動かすことができます。
イラストレーターの中でもPhotoshopでイラストを描く方は多く、アニメーションを実際に作成している方もいます。
価格としては月額プランで3,828円で、年額プランだと月々2,728円になります。
Premiere Pro(プレミアプロ)
(出典:ライセンスオンラインBiz)
[su_table]OS | Windows/Mac |
向いている動画 | タイポグラフィアニメーション・キャラクターアニメーション |
公式サイト | Adobe: アドビ【公式】 |
Premiere Proは、Adobe社が提供している映像編集ソフトです。
動画編集ソフトの代名詞であるPremiere Proもアニメーションを制作することができます。キーフレームという描画を打つことで静止画を動かします。
映像編集に関することを網羅しているのでアニメーションを仕上げる役目としても使用できます。
価格は月額プランで3,828円で、年額プランだと月々2,728円になります。
Aftereffect(アフターエフェクト)
(出典;Netshop.Too)
[su_table]OS | Windows/Mac |
向いている動画 | モーショングラフィックス・タイポグラフィアニメーション |
公式サイト | Adobe: アドビ【公式】 |
Aftereffectは、Adobe社が提供しているデジタル合成やモーショングラフィックス制作する映像編集ソフトです。
Premiere Proと違うところはエフェクトやアニメーションの調整の自由度が高く、無から有を生み出すことに向いています。なのでモーショングラフィックスなどの動画を作成したい方にはおすすめだと思います。
しかし、自由度が高い反面、機能が多いため学習するには時間がかかる可能性があります。そのことを加味した上で使用しましょう。
価格は月額プランで3,828円で、年額プランだと月々2,728円になります。
Maya(マヤ)
(出典:建築ソフトの使い方)
[su_table]OS | Windows/Mac/Linux |
向いている動画 | 3Dアニメーション・キャラクターアニメーション |
公式サイト | Maya | 膨大な実績を誇るハイエンドな3DCG アニメーション |
Mayaは、オートデスク社によって開発されたハイエンド3次元コンピュータグラフィックスアニメーションソフトです。
Blenderと同じく3DCGやキャラクターアニメーションを制作することができて、ディズニーをはじめとするクリエイティブ企業にも採用されています。
Mayaは世界でも高いシェア率を誇っており、プロでも使用している頻度が高いです。また、長年最前線で立ってきたため、問題や疑問が出た時にすぐに検索して情報を探すことができます。
しかし、問題なのはライセンス料が高い点であり、1年契約で286,000円と高額な料金です。
ただ、学生の場合、無料でライセンスを付与されるので3DCGを学びたい学生にはデメリットを大きく減らすことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はアニメーションを制作するときに使えるおすすめのソフトについて12選紹介してきました。
無料ツールでも有料ツールでも自分が作成したいアニメーションに適したソフトを使用することで良い作品を作れると思いますので、アニメーションを作りたいと考えている方はぜひ一度自分が何を作りたいのかを考えてから始めるのもいいかもしれません。